高身長イケメンとして注目を集める俳優・庄司浩平さん。最近では『仮面ライダーガヴ』やBLドラマ『40までにしたい10のこと』への出演で話題になっていますが、「そもそもどんな人?」「どんな経歴なの?」と気になっている方も多いのではないでしょうか。この記事では、庄司さんの基本プロフィールから学生時代の部活や大学でのスカウト秘話、芸能界デビューの経緯、代表作での演技の魅力までを丁寧に解説。さらに、モデルや文筆活動といった俳優以外の一面にも注目し、庄司浩平さんの多彩な魅力を余すことなくお届けします。
1. 庄司浩平の基本プロフィールと注目ポイント

画像引用:庄司浩平 | オスカープロモーション
1-1. 身長や趣味・所属事務所などプロフィールの全体像
庄司浩平(しょうじ こうへい)さんは、1999年10月28日生まれの東京都出身。2025年現在、25歳の若手俳優です。身長は185cm〜188cmと報じられており、モデルとしても通用するスタイルの良さが際立っています。血液型はA型で、現在は大手芸能事務所「オスカープロモーション」に所属しています。
所属している男性エンタメ集団「男劇団 青山表参道X」では、俳優・モデル・パフォーマーとして多岐にわたる活動を展開しており、彼の多才さがうかがえます。
趣味はバスケットボール、読書、そして昭和歌謡を聴くこと。少しレトロな音楽に魅力を感じるところに、独自の感性と感受性が垣間見えます。また、バスケットボールは趣味であると同時に特技でもあり、中学高校の6年間を通して部活動に打ち込んできた実績があります。
このように、庄司さんは芸能活動だけでなく、日常的な感性や過去の努力が現在の表現力につながっており、若手俳優として非常にバランスの取れた魅力を持つ存在といえるでしょう。
1-2. 高身長イケメンで注目された理由とは
庄司浩平さんが俳優として世に出る大きなきっかけとなったのが、大学2年生の頃に受けたスカウトです。当時、専修大学に通っていた庄司さんは、学業の傍らで芸能界に足を踏み入れ、2019年に本格的な活動をスタートしました。その後すぐに「男劇団 青山表参道X」に加入し、同年にはオーディションを経てスーパー戦隊シリーズ『魔進戦隊キラメイジャー』の追加戦士・キラメイシルバー/クリスタリア宝路役に抜擢され、2020年に俳優デビューを果たしました。

画像引用:テレビ朝日 ニュース ―ワンダーに行かせてもらうぜ!―銀の戦士・キラメイシルバーに庄司浩平が決定!
彼が注目を集めた一因には、やはりそのスタイルの良さが挙げられます。188cmという高身長に加え、シャープな顔立ち、優しげな目元、そして清潔感のある雰囲気が、戦隊ヒーローとしても一般ドラマでも強いインパクトを残しました。
さらに、ファンの間では「キラメイシルバーがかっこいい!」「スタイルが圧倒的」「宝路兄さんのキャラがハマり役」とSNSで話題になり、瞬く間に多くの視線を集めました。俳優としての初出演でありながらも、戦隊作品という注目度の高いジャンルで存在感を発揮できたのは、外見だけでなく、バスケで鍛えられた体幹や精神力、そして努力家な性格も大きく影響していると考えられます。
また、彼の演じるキャラクターには“誠実さ”や“静かな熱さ”がにじみ出ており、BLファンや感受性の高い視聴者から「感情移入しやすい」と好評です。近年では、ただの“イケメン俳優”ではなく、“内面まで魅力的な若手俳優”として認識されるようになっています。
このように庄司浩平さんは、見た目の華やかさだけでなく、演技に対する真摯な姿勢や人間味のある佇まいが評価され、今や特撮ファンだけでなく、BL作品を愛する視聴者層からも熱い支持を集める存在となっています。
2. 学歴と芸能界入りのきっかけ
2-1. 中学・高校時代はバスケ部の主力選手
庄司浩平さんは、東京都出身で、中学は練馬区にある開進第一中学校に通っていたとされています。そしてその後、専修大学附属高等学校(杉並区所在)に進学しました。この高校は、バスケットボールの強豪校としても知られており、彼の特技でもあるバスケを本格的に取り組むために選んだ可能性が高いです。
実際、2017年に行われた「第71回関東高校男子バスケットボール選手権大会」に出場したメンバーリストには、専修大学附属高校のナンバー10番に「庄司浩平」という名前がありました。年齢的にも高校3年生に該当し、当時すでに身長が185cmを超えていたことからも、この選手が庄司さん本人である可能性は非常に高いといえます。
6年間の部活動を通して培ったチームワークや集中力、そして試合で鍛えられた表現力とフィジカルが、後の俳優業にも大きく影響していると考えられます。舞台や映像の現場では、瞬時に自分の役割を把握し、相手の演技を受けて自分の芝居を調整する力が求められます。庄司さんのこうした「動ける若手俳優」としての評判の根底には、学生時代に積み上げたスポーツ経験があるのです。
2-2. 専修大学進学とスカウト秘話
高校卒業後、庄司さんはそのまま専修大学へと進学したとされています。専修大学附属高校は、系列校ということもあり進学率が高く、およそ9割以上が専修大学へと進むといわれています。庄司さんもその流れで専修大学に進み、キャンパスライフを送っていた最中に転機が訪れました。
それが、大学2年生だった2019年にスカウトされたことです。詳しいスカウト場所などの情報は公開されていませんが、彼のような高身長かつ爽やかな雰囲気を持つ学生が街を歩いていれば、芸能関係者の目に留まるのも納得です。
庄司さんはこのスカウトをきっかけに、現在の所属事務所であるオスカープロモーションと出会います。この事務所は、美男美女の発掘に定評があり、モデル・俳優の両面で活躍できる人材の育成にも力を入れています。庄司さんのスタイルの良さや落ち着いた雰囲気は、まさに事務所のカラーにもぴったりだったのでしょう。
スカウト後の彼は、学業と並行しながらレッスンや現場をこなし、芸能界でのキャリアを本格的にスタートさせていきました。
2-3. 「男劇団 青山表参道X」への加入経緯
庄司浩平さんが初めて大きく芸能界に足を踏み入れたのは、2019年10月に加入した**「男劇団 青山表参道X」**での活動からでした。このグループは、オスカープロモーション所属の若手男性俳優やモデルたちで構成されたエンターテインメント集団で、舞台・映像・モデル活動など多岐にわたるパフォーマンスを展開しています。
庄司さんが加入した当時、男劇団は総勢30人以上のメンバーが在籍しており、劇団としての活動に加えて、テレビや映画など外部出演の機会も多くありました。新人としては決して簡単な環境ではありませんが、逆にいえば実力を磨く場として最適であり、庄司さん自身もグループ内で多くの刺激を受けながら成長していきました。
劇団での活動を通して、舞台上での表現力や台詞の使い方、さらには舞台裏での礼儀やプロ意識など、多くの基礎を身につけた庄司さん。その後のドラマ出演や映画、そしてBLドラマでの繊細な演技にも、この時期に築いた土台が大いに活かされています。
このように、学生時代から一貫して何事にも全力で取り組む姿勢を貫いてきた庄司浩平さん。スカウトという偶然の出会いが、彼の人生を大きく変えたきっかけとなり、今では数々の作品に引っ張りだこの俳優へと成長しました。そんなバックグラウンドを知ることで、彼の演技の深みや誠実さに、さらに魅了されるファンも多いのではないでしょうか。
3. デビュー作『魔進戦隊キラメイジャー』で一躍有名に
3-1. キラメイシルバー役としての魅力と反響
庄司浩平さんが俳優として鮮烈なデビューを果たしたのは、2020年に放送されたスーパー戦隊シリーズ『魔進戦隊キラメイジャー』でした。彼が演じたのは、物語の中盤から登場する追加戦士「キラメイシルバー」ことクリスタリア宝路(たからじ)役。見た目もキャラクターもインパクトのあるこの役どころが、庄司さんの名前を一気に全国区へと押し上げました。
この作品は、テレビ朝日系で2020年6月28日から2021年2月28日まで放送されていた人気特撮シリーズで、戦士たちが“ひらめき”の力で敵に立ち向かうという設定が特徴的でした。その中でも、キラメイシルバーは物語後半で登場する重要キャラクターであり、光り輝く銀色のスーツと長髪のビジュアルが視聴者の目を引きました。
庄司さんが演じる宝路は、他の戦士とは一線を画す「大人の雰囲気」と「ミステリアスさ」を兼ね備えた存在で、キャラとしても非常に深みがありました。かつての故郷を失い、過去に重たい想いを背負って戦うその姿は、戦隊シリーズにしては珍しく複雑な人間性を描いており、演じるには相当な演技力が求められる役です。
視聴者からは「キラメイシルバーが登場してから物語に奥行きが出た」「長身でロン毛のヒーローって斬新でかっこいい」「宝路兄さんの存在感が圧倒的」といった反響が寄せられました。実際にSNSでは、放送開始当初から彼の演技やビジュアルが話題となり、関連ワードがトレンド入りするほどの人気を集めました。
この役を通して庄司さんは、一見クールながら内面に熱い想いを秘めるキャラクターを見事に表現し、その後の作品でも「繊細さ」と「男らしさ」を併せ持つ役柄にキャスティングされることが増えています。キラメイシルバー役は、彼にとってまさに俳優としての方向性を決定づける代表作となったと言えるでしょう。
3-2. 特撮俳優としての存在感
庄司浩平さんが特撮俳優として評価された理由には、ただ外見がかっこいいというだけではなく、内面からにじみ出る誠実さや芝居への真摯な姿勢が大きく影響しています。特撮作品というのは、子どもたちに夢や希望を届ける一方で、ファンの年齢層も幅広く、演者には“演技力+メッセージ性”が求められる世界です。
そんな中で、庄司さんは新人とは思えないほど安定した演技を見せ、特に戦闘シーンや感情のぶつかり合いなど、難しい場面でも存在感を発揮しました。身長が185cm以上あるという点でもスーツアクターとの一体感が生まれやすく、ビジュアル的にも非常に映えるヒーロー像を体現していました。
また、庄司さんの魅力は、変身前後での“ギャップ”にも表れていました。普段は寡黙でクールな宝路が、変身後は華やかで力強いヒーローとして戦う姿には、子どもだけでなく大人の視聴者も惹きつけられました。こうした二面性の表現は、まさに庄司さんの演技力の証であり、彼が単なる新人俳優ではないことを世に知らしめるきっかけになったのです。
特撮業界では、一度出演した俳優がその後も多くの作品に起用されることが珍しくありません。それは、過酷なスケジュールの中でも手を抜かずに撮影に挑む姿勢や、子どもたちに向けた演技に誇りを持てる人材が求められているからです。庄司さんも、そうした“信頼される俳優”として、同業者や制作陣からの評価を高めていきました。
そして現在、彼は再び特撮の世界に帰ってきました。2024年11月放送開始の『仮面ライダーガヴ』では、ラキア・アマルガ/ラーゲ9/仮面ライダーヴラム役として出演し、ファンの間で再び話題沸騰中です。4年ぶりの特撮作品となるこの出演で、庄司さんはさらなる飛躍を遂げようとしています。
初めての俳優経験が『魔進戦隊キラメイジャー』という特撮の王道だったからこそ、庄司浩平さんは“ただのイケメン”ではなく“作品の中で生きるキャラクターを背負える俳優”として多くの視聴者に記憶される存在となったのです。今後の特撮シーン、そして俳優人生におけるさらなる活躍に期待が高まります。
4. 話題作への出演とキャリアの広がり
4-1. 『絶対BLになる世界』や『サワコ』での演技の幅
庄司浩平さんは、デビュー作である『魔進戦隊キラメイジャー』を皮切りに、さまざまなジャンルの作品に出演し、俳優としての幅を広げてきました。その中でも特に注目されたのが、2022年に放送された『絶対BLになる世界VS絶対BLになりたくない男 シーズン2』と、同年秋からスタートしたサスペンスドラマ『サワコ~それは、果てなき復讐』です。
まず『絶対BLになる世界』では、庄司さんは青柳という役柄を演じました。この作品は、BL(ボーイズラブ)の世界に巻き込まれてしまう男性が主人公のパロディ作品であり、コミカルなタッチの中にも繊細な心理描写が散りばめられたユニークなドラマです。庄司さんが演じた青柳は、ただの“イケメン”としてではなく、個性の強いキャラクターたちの中で存在感を放つ難しいポジションでした。
このような一歩間違えると浮いてしまう設定でも、庄司さんは自然体で役になじみ、視聴者から「絶妙な空気感を出していて面白い」「ただのかっこよさじゃなくて、役に寄り添った芝居ができている」といった評価を受けました。BL的な要素を含む作品にも関わらず、媚びることなくキャラクターに誠実に向き合った演技力が、彼の新たな魅力として広く認知され始めたのです。
一方、2022年10月から放送された『サワコ~それは、果てなき復讐』では、庄司さんは大津慎司という登場人物を演じました。この作品は、愛と憎しみが交錯する本格的な復讐劇で、コミカルさとは真逆のダークで重たい雰囲気が特徴です。こうしたジャンルの異なるドラマに連続して出演することは、俳優にとって挑戦であり、自分の演技力が試される場でもあります。
庄司さんはこの作品で、抑制の効いた演技と深みのある表情を見せ、視聴者に強い印象を残しました。「キラメイシルバーの庄司浩平」から、「どんな作品にも染まることができる俳優」へと評価が変化しつつあったこの時期、彼のキャリアは確実にステップアップしていたのです。
このように、コミカルなBL作品とシリアスな復讐ドラマという両極端なジャンルで、それぞれに異なる魅力を発揮できたことは、庄司浩平さんの俳優としての可能性の広さを証明する大きな要素となっています。
4-2. 『君とゆきて咲く』で演じた斎藤一とは?
さらに庄司浩平さんの存在感が増したのが、2024年4月からテレビ朝日系列で放送されたドラマ『君とゆきて咲く ~新選組青春録~』です。この作品で庄司さんが演じたのは、新選組三番隊組長・斎藤一という歴史上の実在人物。時代劇というこれまでとは異なるジャンルに挑んだことで、彼の演技に対する評価はより一層高まりました。
斎藤一は、新選組の中でも“冷静沈着”“無口で鋭い剣士”というイメージで知られています。派手さは少ないながらも、内に秘めた信念と誠実な姿勢が魅力の人物であり、演じるには静と動のバランスが重要なキャラクターです。庄司さんはその難しい役どころに挑戦し、若手俳優ながらも安定感のある芝居で、視聴者からの高評価を集めました。
とくに話題となったのが、剣術シーンや感情を抑えた中でのセリフまわし。目の演技で感情を伝える場面も多く、SNSでは「庄司浩平の目力がすごい」「斎藤一の静かな強さが伝わってくる」といった感想が多数投稿されていました。戦隊ヒーローとしての華やかな演技とはまた違う、地に足のついた“渋み”のある演技を見せることで、彼の役者としての成長を感じさせる作品となりました。
このドラマでは他にも若手俳優が多数出演していましたが、庄司さんの斎藤一役はその中でも特に注目を集め、結果的に2025年現在の出演作『仮面ライダーガヴ』や『40までにしたい10のこと』などへとつながる大きなきっかけになったと考えられます。
時代劇という新たなジャンルへの挑戦は、庄司さんの演技の引き出しを増やすだけでなく、「真面目な役柄にも映える俳優」としての信頼を築くことにもつながりました。歴史的人物の役を誠実に演じきったことで、今後さらに深みのある役柄に挑戦できる土台を手に入れたといえるでしょう。
5. 最新作『仮面ライダーガヴ』で再び特撮の世界へ
5-1. ラーゲ9 / 仮面ライダーヴラム役に抜擢された背景
庄司浩平さんが2024年11月から放送の『仮面ライダーガヴ』で再び特撮の世界に帰ってきたことは、ファンにとっても非常に嬉しいニュースでした。演じるのは、謎に満ちた新キャラクターラキア・アマルガ/ラーゲ9/仮面ライダーヴラムという重要な役どころです。前作『魔進戦隊キラメイジャー』で特撮デビューを飾ってから約4年の時を経て、再びヒーローとして帰ってきた庄司さん。そのキャリアの節目としても大きな意味を持つ作品になっています。
『仮面ライダーガヴ』は、従来の仮面ライダーシリーズの中でも特に“心理戦”や“多層的な人間関係”を重視した作品とされ、登場人物たちのバックボーンや感情の機微が丁寧に描かれる構成です。そんな作品において、庄司さんが演じるラーゲ9は、複数の顔を持つ謎多き存在であり、敵か味方かすら明かされていない難役。オーディションやキャスティングにおいても、「外見の説得力」「繊細な内面の表現力」「静と動の演技バランス」が求められたと推測されます。
庄司さんはこれまで、『絶対BLになる世界VS絶対BLになりたくない男』のような軽快な作品から、『サワコ〜それは、果てなき復讐』のようなシリアスな作品まで幅広い演技を見せてきました。その経験が評価され、仮面ライダーシリーズの“物語の中核を担うキャラクター”に抜擢されたことは、業界内での信頼の証と言えるでしょう。
視聴者からは、第一話放送直後から「仮面ライダーヴラムのビジュアルが衝撃的」「庄司浩平の目線だけでストーリーの緊張感が伝わる」といった声が多く上がり、役柄に命を吹き込む力をあらためて見せつけています。特撮の華やかさの中で、しっかりと“人間ドラマ”を演じ切れる庄司さんの実力が、またひとつ広く認知された形です。
5-2. 変身シーンやスーツデザインへのこだわり
仮面ライダーシリーズといえば、何といっても「変身シーン」と「スーツデザイン」が作品の魅力の大きな一つですが、庄司浩平さんが演じる仮面ライダーヴラムのビジュアルは、シリーズファンの間でも特に高い評価を受けています。
仮面ライダーヴラムのスーツは、全体的に黒と深紅を基調とした重厚なデザインで、どこか“機械”と“獣”の要素が融合したような不思議なフォルムをしています。特に肩のアーマーやヘルメットの角度、そして胸部のエンブレムなどは、キャラクターの内面に潜む“二面性”や“葛藤”を象徴しているかのように見えます。これは、ただの装飾ではなく、キャラクターの個性やストーリー背景を表現するために綿密に設計されたデザインです。
庄司さん自身もインタビューで、「スーツを着た瞬間、自然とキャラクターになりきれる」と語っており、役への没入感が高まることを明かしています。また、彼の長身としなやかな体格がスーツに映え、アクションシーンでは非常に映像映えするとの声も多く上がっています。スーツアクターとの息の合った動きや、変身前後の演技の違いを使い分けることができるのも、庄司さんの演技力あってこそです。
そして、変身シーンでは、庄司さんならではの“間の取り方”や“眼差し”が光ります。通常、変身の際には大仰なセリフや動作が求められますが、庄司さんは無駄をそぎ落とし、静かな覚悟を見せるような演出で新たな仮面ライダー像を提示しています。まるで内側から力があふれるような、押し付けがましくない変身演技が、ファン層の拡大に一役買っているのです。
『仮面ライダーガヴ』での出演は、庄司浩平さんにとって、俳優としての再評価を受ける大きなチャンスとなりました。変身シーンの完成度、スーツを着こなす身体性、そしてストーリーに深みを与える演技力——どれを取っても“特撮界の新たな顔”として十分な実力を備えていることが証明されています。
今後、彼が特撮だけでなく、アクションや心理劇といった他ジャンルでも活躍する可能性が非常に高く、多くのファンがその一歩一歩を見守っています。庄司浩平さんの「新たな代表作」となるであろう『仮面ライダーガヴ』から、今後も目が離せません。
6. 2025年夏放送のBLドラマ『40までにしたい10のこと』にも出演

画像引用: 40までにしたい10のこと (ビーボーイコミックスデラックス) : マミタ
6-1. 年下部下・田中慶司役としての挑戦
庄司浩平さんが2025年夏に出演する注目のBLドラマ『40までにしたい10のこと』では、年下部下・田中慶司役を演じます。この作品は、リブレの人気BL漫画を原作に、テレビ東京系列の「ドラマ24」枠で2025年7月4日から放送が開始される予定です。
彼が演じる田中慶司は、10歳年上の上司・十条雀(演:風間俊介)に淡い想いを抱きながらも、クールに接する大人びた年下部下という難しいポジション。ある日、上司がこっそり書いた“40歳までにしたい10のこと”というリストを偶然見てしまい、「このリスト、俺と一緒にやりません?」と切り出す場面から、物語は大きく動き出します。
この田中慶司というキャラクターは、一見クールですが実は繊細で、相手を思いやる優しさに溢れた存在。庄司さん自身も「この役がしっくりきた」と語っており、自身の内面と重なる部分を大切に演じていることが伝わってきます。彼の落ち着いた物腰や、目線や表情に感情を込める演技は、このような繊細なBL作品に非常にマッチしています。
もともと『絶対BLになる世界VS絶対BLになりたくない男』でもBLの要素を含む作品に出演していた庄司さんですが、今回の『40までにしたい10のこと』では恋愛感情の描写がよりリアルで、観る人の心に寄り添うような温かさを持っています。作品の空気感は「休日の夕暮れのような優しさと切なさ」に満ちており、その中で庄司さんの柔らかく、それでいて芯のある演技が物語のキーになっています。
6-2. 風間俊介との共演エピソード
本作のもうひとりの主役・十条雀を演じるのは、実力派俳優の風間俊介さんです。風間さんは数々の話題作で存在感を放ってきたベテラン俳優であり、そんな彼との共演は庄司さんにとって大きな学びの機会となっているようです。
庄司さん自身が語るところによると、風間さんの役作りの丁寧さや現場での落ち着いた佇まいは「ついていくだけで必死なくらい」と感じるほど刺激的だそうです。とくに印象的なのは、風間さんが「おじさんなのにどこか可愛らしい」という雀のキャラクター像を的確に捉え、それを自然体で表現している点。その対になる田中慶司役として、庄司さんは芝居を通して“寄り添う”演技を大切にしていることがわかります。
また、制作チームのインタビューでは、庄司さんと風間さんの相性がとてもよく、リハーサルの段階から細やかなコミュニケーションが取れていたとされています。年齢もキャリアも異なる二人が、役を通して互いに影響を与え合いながら関係を築いていく姿は、まさにドラマの中の雀と慶司の関係そのものを思わせます。
視聴者にとっても、このようなリアリティのある演技と関係性は、物語への没入感を深める大きな要素です。庄司さんが風間さんと並んで、対等に演じ合える俳優へと成長していることを示す象徴的な共演となっています。
6-3. オーディションで満場一致の選出とは?
今回の『40までにしたい10のこと』で庄司浩平さんが田中慶司役に抜擢された背景には、150人以上が参加したオーディションでの圧倒的な存在感がありました。制作陣からは「満場一致での選出だった」と明かされており、その理由として“演技の確かさ”だけでなく、“役に対する理解度の高さ”や“立ち姿の自然な魅力”が評価されたといいます。
特にプロデューサーの祖父江里奈さんは、庄司さんの佇まいを「年が若いのに余裕があるようで、相手にすごく気を遣う」と語っており、田中慶司という人物像と非常にリンクしていたことが決め手だったようです。まさに、役と本人の性格が見事に一致した、理想的なキャスティングだったのです。
このように、ただ“顔がいい”だけではなく、しっかりと内面の魅力や役への理解を持ってオーディションに臨んだ庄司さんの姿勢が、作品に対する本気度を感じさせます。こうした背景があるからこそ、視聴者にも伝わる“深みのある演技”が実現できているのだと思われます。
庄司浩平さんにとって、このドラマは単なるBL作品への出演という枠を超えて、自分自身の演技の幅を広げる挑戦でもあり、今後のキャリアにとって非常に大きな意味を持つ作品になることは間違いありません。恋愛の甘さや切なさ、そして心の機微を丁寧に描くこのドラマで、彼がどんな新たな魅力を見せてくれるのか、多くのファンが期待を寄せています。
7. モデル・執筆活動など俳優以外での活躍
7-1. パリコレ出演経験とカレンダー発売
庄司浩平さんは俳優としてだけでなく、モデルとしても注目を集めており、実際に2022年にはパリ・コレクションに出演するという快挙を成し遂げています。日本国内で活躍する俳優が、世界的なファッションイベントであるパリコレに参加することは決して簡単なことではなく、スタイル、表現力、そして国際的な感性を兼ね備えた人物でなければ実現できません。
庄司さんの持つ185cmを超える高身長に加え、均整の取れた体型とナチュラルなオーラは、ランウェイという非日常の空間でも際立ち、多くの関係者の注目を集めました。また、単にモデルとして歩くだけでなく、表情や所作ひとつにも“物語性”を感じさせる姿勢は、俳優としての経験が存分に活かされた場面でもあります。演技で培われた感情の表現力が、無言のファッションショーの中でもしっかり伝わることは、彼の大きな強みです。
さらに、2025年4月には自身初となるカレンダーを発売。このカレンダーでは、季節ごとの空気感や光を意識した多彩なショットが掲載され、彼のナチュラルな表情からスタイリッシュなポーズまで、さまざまな魅力が収められています。ファンからは「毎月めくるのが楽しみになる」「カレンダーというより写真集」といった好意的な声が多く寄せられ、タレントカレンダーとして非常に高い完成度を誇っています。
庄司さんのこうしたモデル活動は、単なるイメージ戦略ではなく、彼自身が表現者としての幅を広げるための挑戦であることが伝わってきます。俳優とモデル、異なるフィールドで活躍する中で、それぞれの経験が相互に影響を与え合い、彼の存在感をより一層強めているのです。
7-2. noteでの短編執筆や舞台出演実績
庄司浩平さんの活躍は、映像やファッションの世界にとどまりません。実は彼は文筆活動にも力を入れており、自身のnoteで短編を公開するなど、作家としての一面も持ち合わせています。
noteに掲載された短編は、日常のさりげない瞬間や、人と人とのあたたかな関わりを描いたものが多く、彼の感受性の豊かさと観察眼の鋭さがにじみ出ています。特にファンの間では「演技とはまた違った形で彼の世界観に触れられる」と好評で、文体も柔らかく読みやすいため、普段は文章にあまり親しみがない方にも響く内容になっています。
文章を書くという行為は、演じることと同じく“誰かに何かを伝える”という点で共通しています。庄司さんの文章には、俳優としての表現者ならではの繊細な言葉選びや、情景描写の巧みさがあり、それが読者にじんわりとした余韻を残してくれます。
加えて、舞台での活動にも積極的で、2022年には演歌ミュージカル『明日に唄えば~清き一曲お願いします~』に出演し、伊賀役を好演しました。また、2023年には朗読劇『極楽牢屋敷』にも出演し、声と表情だけで物語を届けるという難しい表現に挑戦しています。
舞台では映像とは異なり、その場で観客に“生の感情”を届ける必要があるため、演技力や集中力がより強く求められます。庄司さんはその空間の中で、役になりきる没入感と、観客とのライブなやりとりを通じて、自分自身の俳優としての可能性をさらに広げています。
俳優、モデル、執筆、舞台——どの分野でも真摯に向き合い、常に挑戦を続ける庄司浩平さん。その姿は、単なる“多才”という言葉では収まりきらない、真の表現者であることを証明しています。今後もジャンルを超えて、彼がどのように自己表現を展開していくのか、目が離せません。
8. まとめ 今後の庄司浩平に期待されること
8-1. 演技力と人柄で注目度は上昇中
庄司浩平さんは、2019年に大学在学中にスカウトされたことをきっかけに芸能界入りし、2020年に『魔進戦隊キラメイジャー』でキラメイシルバー/クリスタリア宝路役として俳優デビューを果たしました。その後はドラマ・映画・舞台・モデル活動に加え、文筆業にまで幅を広げるなど、着実にキャリアを積み重ねてきた若手俳優の一人です。
とりわけ、彼の演技には「自然体で共感を呼ぶ力」があり、視聴者に無理なくキャラクターの感情が届くのが大きな魅力です。『絶対BLになる世界VS絶対BLになりたくない男』ではコミカルな演技を披露し、逆に『サワコ〜それは、果てなき復讐』では抑制の効いたシリアスな演技で重厚感を与えるなど、作品ごとに異なる役柄を柔軟に演じ分けることができる点でも高く評価されています。
また、彼の誠実で柔らかい人柄は、共演者やスタッフからも信頼が厚く、現場での落ち着いた振る舞いや周囲への気配りもファンに知られるところです。2025年7月に放送される『40までにしたい10のこと』では、オーディション参加者150人以上の中から満場一致で田中慶司役に選出されており、その信頼と実力が改めて証明されました。
加えて、noteでの執筆活動やカレンダーの発売、さらにはパリコレへの出演といった多方面での活動も、彼の“枠に収まらない表現力”を印象づけています。俳優としてだけでなく、“表現者・庄司浩平”として、多くの人の心に残る存在になりつつあることは間違いありません。
8-2. 今後のさらなる飛躍に注目
庄司さんの最新出演作『仮面ライダーガヴ』では、仮面ライダーヴラム/ラーゲ9というミステリアスなキャラクターを演じ、再び特撮ファンの注目を集めています。『魔進戦隊キラメイジャー』から約4年ぶりとなる特撮出演ですが、当時より格段に成長した演技力と存在感で、物語のキーパーソンとして欠かせない役割を果たしています。
また、2025年4月には「超英雄祭2025」にも出演しており、ファンイベントにも積極的に参加。さらには初のカレンダー発売、noteでの短編執筆など、メディアの枠を超えて活動の幅を広げている点も見逃せません。
そして今後最大の注目作といえるのが、BLドラマ『40までにしたい10のこと』です。この作品では、主演の風間俊介さんとともに大人のラブストーリーを演じ、新たな層の視聴者にもアプローチしています。特に、BLファンの間では彼の自然体かつ繊細な演技に期待の声が高く、「今後のBL作品の常連になるのでは」という予想まで飛び出しているほどです。
若手俳優としてのフレッシュさを持ちながらも、確かな実力と落ち着いた雰囲気を兼ね備えた庄司浩平さん。彼の魅力は“作品ごとに異なる顔を見せられる変幻自在さ”にあります。これまでに積み重ねてきた多様な経験が、今後ますます複雑で深みのある役柄への挑戦につながっていくことでしょう。
彼のこれからの活動には、俳優としてのさらなる飛躍、そして表現者としての進化が強く期待されます。特撮、BL、舞台、執筆とジャンルを超えて活躍する庄司浩平さんが、今後どのような“物語”を生き、私たちに届けてくれるのか。目が離せない日々が、これからも続いていきそうです。